学生時代、先生や先輩から 「できないと言うな」ってひんぱんに言われました。
困難なことに「自分の限界を勝手に決めて逃げるな」ということで…まあ大変でした。いちおうフォローの言葉もありまして「やるだけやって、ダメだったら、それは仕方ない」と言われて、なんとか持ちこたえたものです。
さて、教室で「今からテストをします」という場面になると「無理や〜」「できへん〜」
と言う子がいます。準備不足、自信のなさに保険をかけているのです。口ぐせになっている子もいます。
基本的に雑な性格の子どもです。
どうするか…ですが、躊躇せずにガンガンに指導します。
まず、教室という集団の中でマイナス発言をする子は迷惑だとハッキリ伝えます。
そして、全員が前に進もうとしているときに茶化す子どもは信頼されない、ということも伝えます。
もし、放置すれば、その子は集団から除外されます。そのことを説明して、再スタートさせます。
簡単なテストなら、普通に合格できるようになります。
最後に「本当にできないことは、まだまだ先にあります。今はそれを言うな」と念を押します。
私たち大人はそんな子の発言を絶対に聞き逃がしてはいけません。スルーすることも厳禁です。
何も言われなかった子どもが、そのまま大人になると、もっとつらい思いをしてしまいます。
【おかあさん、深呼吸しましょう 第199回】
シティーメイト2022.11月号掲載
2022-11-25 16:39:28
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