社会的に成功した方の幼少時代について、書籍や映像をたどっていると、共通点があります。
これは絶対ではなくひとつのパターンとお考えください。
それは「好きなことを自由にやらせてもらえた」という体験です。
ここで述べる「好きなこと」の定義ですが、大人が営利を目的として、子どもの興味を誘導しているジャンルはいったん除外してください。(ゲームやYouTubeなどです)
A君、B君、C君はあまり興味を示さないけど、うちの子だけが…みたいな類です。
例えば、スポーツや芸術だけでなく、昆虫博士や鉄道マニアみたいなイメージです。
きっかけは大人が与えても差し支えないのですが、子どもが関心を示したら、それが社会的にまちがってなければ、
あとは応援姿勢で見守ってください。自主性や集中力、創造力が存分に養われていきます。
知識も豊富になります。お母さん自身にも経験があると思いますが、好きなことを積極的に取り組むときと、
無理やりやらされるときでは上達の速度に相当な差があります。
「テストや進路にプラスになるか…」という基準も必要ですが、
「自分の好きなことを存分にやらせてもらえた」という記憶、体験にも貴重な価値があります。
今後、やりたくない事、不得意な事にたくさん出会いますが、逃げずに越えていく意欲は、これらの経験が土台になっていきます。
【おかあさん、深呼吸しましょう 第193回】
シティーメイト2022.5月号掲載
2022-05-20 18:00:04
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