コロナ禍での自分の変化について書きます。四月五月の自粛期間中はストレスのかたまりみたいな生活でした。夏以降は制限はありましたが、なんとかやりくりができるようになっていました。
ところが、年明けあたりから不調をきたしはじめまして…で、どの場面で気分が変になるかを考えてみました。テレビ、ネットニュース、本、雑誌などでコロナの情報に触れているときでした。
そして、明確にわかったのですが、感染リスクとか、今後の不安よりも、その情報のほとんどが「誰かを悪く言う」「犯人探しをする」みたいなストーリーになっており「この内容に一年近く接していると、吐き気ぐらいするよなあ」という結論に至りました。
職場、家庭、学校で皆さん、まちがいなく正しいことをたくさんしているのに、いつも以上にイライラしたり、個人や団体を悪く言うのを見たり、聞いたりするとうんざりされると思います。さらに、自分が悪く言われる側になるかもしれないという不安が重なると、ストレスが倍増するのは必然だと悟りました。
そして、この負荷を子どもに当てはめて考えると、大変だということが容易に理解できます。また、お母さん自身に重ねてみても、同様だと思うのです。
すなわち、今はコロナという天災だけでなく、人災へと移行しているという解釈もできる訳です。だから、僕はこの問題で誰かを悪く言うのはもうやめることにしました。
【おかあさん、深呼吸しましょう 第178回】
シティーメイト2021.2月号掲載
2021-03-09 16:19:41
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