これまでたくさんの生徒さんをおあずかりしてきました。
そのなかで成績が急上昇する子どもが必ずいます。私が特別な指導をした訳ではありません。
もちろん、生徒自身の潜在能力との関係はありますが、それよりも意力、要領、達成感などが背景にあります。
具体的には、勉強の方法、得点を取るコツなどを身につけたときに成績が上がるのです。
ただし、この領域に到達するまでに、一定の努力の継続と試行錯誤が不可欠です。
初めて自転車に乘れたとき、初めてさか上がりできたとき…の感覚です。
私自身、経験の浅かったころは次はこれ、その次はこれ、と子どもに判断させずに、ひたすら課題を与えていました。
昭和の時代はいわゆる根性勉強だけでも通用したのですが、今ではむずかしいと考えています。
今は「教える、やらせる」に「考えさせる、判断させる」を加味しなければなりません。
一方的にやらされる事になれた生徒にはどうしてもひ弱さが残ります。
これからは少し時間を要しても「子どもの成長を信じて待つ勇気」が大人に求められます。
繰り返し同じ失敗を続けるのは指導の対象になりますが、チャレンジしての失敗ならば、それは子どもの将来の財産になるので、むしろ評価してください。
【おかあさん、深呼吸しましょう 第239回】
シティーメイト2026 3月号掲載
2026-03-10 18:36:27
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