今のところ子どもに求められていることを簡単に表すと「自分で問題点を見つけて」「自分で考えて」「自分で判断して」となります。
公立高校入試、大学共通テストもその方向に変化しています。
では、その場で考えれば正解を導くことができるか、となるとそういうわけにはいきません。基礎学力の定着、知識と経験の集積が先になります。
これは人生のいろんな局面に通じることであり、入試傾向の変化には個人的には賛成の立場です。
もうひとつ、今の子どもの特徴として、「やるべきことの意味」を説明すれば、「やってくれる」ことが挙げられます。「言われなくてもわかるでしょう」という指導では不十分です。
したがって、大人が子どもを指導する手順は次のようになります。
①今、やるべきことを具体的に説明する。
②基本、反復をおろそかにしない。
③子どもが判断できる課題には判断させる。個人差、年齢差はかなりあります。
①②をとばして③はむずかしいです。
大人も、子どもも失敗、躊躇することもありますが、ぜひチャレンジさせてください。
③の領域まで到達できればグッドです。
【おかあさん、深呼吸しましょう 第226回】
シティーメイト2025.2月号掲載
2025-02-07 18:42:52
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