高校入試まで半年をきりました。受験生の気持ちもゆれてきます。順調に伸びている子、強固な意志をもって進んでいる子は少数派です。第一志望というのは、自分のベストの成績でぎりぎりの高校のことをいいます。不安になるのは当たり前です。
成績も出そろってきます。いろんな人からいろんなことも言われます。
そんなときに「無理かな」「ひとつ下げようかな」みたいなひと言が子どもからあっても不思議ではありません。
お母さんの前で、子どもからそのような弱気な言葉が出たとき、どのような対応をされますか。
個人的にはどのような言葉を返しても良いと考えていますが、その前に子どもの心理を少しだけ分析してください。
①投げやりになっているのか
②努力に限界を感じているのか
③とにかく不安なのか
④グチをきいてほしいのか
⑤心から励ましてほしいのか
⑥親の愛情を確かめたいのか
などなど。①から⑥が複合していることもあります。
①のときは強い口調で返してもいいのですが、②から⑥のときは、聞く努力が優先されます。
そのようなとき、お母さんが受験生だったころをふり返ってほしいのです。どんな言葉に反発して、どんな言葉に勇気づけられたかを思い出してください。そうすれば、子どもに正しい言葉をかけられると思うのです。
【おかあさん、深呼吸しましょう 第222回】
シティーメイト2024.10月号掲載
2024-10-17 20:07:25
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