公立高校入試まであと一か月です。受験指導の立場から最後に伸びる生徒さんの勉強方法について説明したいと思います。
点数が伸びる生徒さんは、新しい知識を得て、新しい解き方を習得するよりも、今までに学んだ知識の再確認、あと少しの努力で自分の力になる勉強をします。
兵庫県の公立入試は一種類しかありません。すなわち難関校の受験生も、そうでない受験生も同じ問題を解きます。したがって難問、易問が適度に散らばっています。過去問を見ればすぐに理解できます。配点はどちらも同じと考えてください。
そして、難関校であっても8割取れば、まず合格できます。多くの高校では6割前後で十分に合格可能となります。
「電流」などの複雑な問題で悩むより、必ず出題される数学の「計算問題」、国語の「現代かなづかい」「返り点」の問題を百パーセントにする方が得点は安定します。
すなわち「基本・反復・継続」で十分です。
例えば、理科ではグラフ、図表、実験器具を見ただけで、出題の意図が見えてくるまで何度も解いてください。少し解いて、わかったつもりの受験生は本番で必ずミスをします。言い方は悪いのですが、そのような相手は勝手に負けてくれます。
最後に伸びる受験生は、このようにして自分のベストに近い状態にしっかり仕上げて
行きます。
【おかあさん、深呼吸しましょう 第202回】
シティーメイト2023.02月号掲載
2023-02-10 16:51:48
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